「繊細」「神経質」「ナイーブ」だと、口臭が出やすいとお話しました。
上記の性格だと、胃に負担がかかったり
腸に影響が出たりするからですね。
今回は口臭が出やすい方の「体質」についてお話します。
前回の日記で、舌が臭くなるのは「体質」
もしくは「磨きすぎ」の2つに絞り込んだわけですが
性格も体質も、ある程度は改善できますから
あきらめてはいけません。
舌が汚れやすい体質を、一緒に探っていきましょう。
これは、逆から考えれば簡単なことなのですが
舌掃除をしないのに汚れがつかない、という方は
舌が動いたり、サラサラ唾液がふんだんに出たりすることで
常に汚れが流されている状態なんです。
つまり唾液が少ない方や、緊張で口がかわきやすい方は
舌苔がつきやすい体質であると言えます。
当たり前ですが、歯をあまり磨かない方も
プラークが舌に付きますので、舌苔となりますが
ここでは「きちんと歯を磨いても臭い」方が対象です。
次に、東洋医学では「舌は内臓を表す」と言われています。
舌診を行う漢方医は、主に舌の色や舌苔の生え方
舌の大きさや形、厚さなどを診ます。
色で見た場合、白は冷えやめぐりの悪さを表しますので
貧血持ちや疲れやすい方、生理痛が重い方
消化が悪い方(胃腸機能低下)などがこれにあたります。
冷えを防ぐために有酸素運動や、軽い筋トレをしたり
貧血を起こさないよう、鉄分やビタミンを積極的に摂ったり
食べ過ぎや早食いをやめることで、胃を労る努力をします。
赤は熱がこもっていることを表しますが
胃腸に熱がこもれば、舌苔が黄色くなります。
全体が赤く、舌苔が黄色い場合は肺炎、肝炎、胆嚢炎も考えられます。
この場合、まずは部位を特定することから始めて下さい。
(胃腸か、肺か、肝臓か、胆嚢かの判断です)
舌の先の方が赤いのであれば、脳の疲労に注意が必要ですが
これは睡眠の質を上げれば、解決することが可能です。
このように、原因がわかれば対処法が見つかります。
「舌が臭くなる体質だ」とあきらめていた方も
冷えを改善すれば、白い苔が取れる可能性大なんです。
「舌が白い」だけに焦点を当ててしまうと
その裏に潜んでいる、冷えや貧血、めぐりなどの
元となる症状が軽視されてしまいますが
舌は体調の鏡ですから、必ず隠れた問題があるはずです。
普段から腹八分目を心がけ、良く噛んで食べること。
飲酒は適量を守り、タバコはスッパリ辞めること。
ストレスをためないためにも、趣味を持つこと。
良く体を動かすこと。日光を浴びること。
「ま、いっか」の精神で楽に生きること。
心身ともに健康であることが、舌苔をためない秘訣です。
どれも難しいことではないと思いますので
あらためて自分を見なおしてみませんか?
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タグ:舌 汚れ 体質
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