私が「胃潰瘍」だと初めて診断されたのは、今から30年程前の事。
ピロリ菌が発見されたのが1980年代ですから、当時はまだそれ程浸透していませんでした。
それは胃の中は強い酸性な為、細菌は住めないと思われていたからです。
しかしピロリ菌は、酵素を吐き出し周辺の胃酸をアンモニアと二酸化炭素に分解して
自分の周りだけ中和して生きているんです。恐ろしくないですか?
何度か胃・十二指腸潰瘍を繰り返した私が
この「ピロリ菌」という名前を医者から聞いたのが、7年前になります。
ですから、いつから私の胃にピロリ菌が住みついていたのかは分かりませんが
発見されて除菌するまでの間、私はこのピロリ菌により
潰瘍の痛みとひどい口臭に、実に長い間悩ませれていた事になります。
もっと早く知りたかった。これが本音です。
「潰瘍が完治してもまた痛くなる、口臭も消えない」事を医者に訴えても
当時は「ストレスで胃が悪くなる」事すら関連付けが薄かったため、
「暴飲暴食したんでしょう」と、おかゆを勧められるだけでした・・・。
当時の私は高校生でしたので、胃潰瘍の診断を受けたと家に報告した際に
「そんなものはオヤジのなる病気だ。ウソをつくな」と言われ
余計にストレスがかかり、更に胃が痛くなったのを覚えています。
今は医学の進歩が進み
ピロリ菌は日本人の約70%が感染しているという事が分かっています。
また、私のような40代以降に感染者が多いとされているのは、
ピロリ菌は飲食物から感染しやすい為
衛生状態の悪い時代を生きてきた方が、感染率が高いからなのだそうです。
しかし、ピロリ菌は抗生物質の服用で除菌する事ができますので
口臭の原因が分からなくて困っているのであれば
この「ピロリ菌」の検査をされる事を、お奨めします。
除菌の方法は、次の「ピロリ菌の除菌体験談」でお話ししますね。
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タグ:ピロリ菌 口臭