たったこれだけで、あんなに臭っていた息がクリーンになりましたので
もっと早く知っていれば・・・と、当時は腹立たしい気持ちもありました。
ピロリ菌の正式な名称は、「ヘリコバクターピロリ菌」。
この菌の存在を教えてくれた先生は、ある大きな病院の胃腸科の方でしたが
今まで胃痛で通った病院では、この存在について語られた事がなかったのです!
初めて潰瘍になったのは30年前ですから、
この頃はまだ、お医者さんですら知らなかったかもしれませんが
この間、あちこちの病院に通っていたにもかかわらず
バリウムや胃カメラで潰瘍や胃炎が見つかっても
「ピロリ菌」なんて言葉は、一度も出てこなかったんです。
歯周病の時もそうだったんですが、結局「いい先生」に当たらないと
原因がそこにあっても、見逃してしまったり
追及してくれなかったりするんです。
「ピロリ菌の検査した事ある?」と聞いてきてくれた先生は
私の「口臭がひどくなって・・・」という話を、真剣に聞いてくれたんです。
よって、良い先生を探すのも、口臭改善への近道と言えましょう。
当時私は出産直後で、身体のあちこちが不調になっていた時期でした。
胃の痛みは特にひどく、口臭も本当にひどかったです。
自分で分かる程ひどく臭っていたので、誰かに会う時は苦労しました。
人が訪ねてくる事が分かっている時は、どんなに寒くても窓を開け
換気を念入りにし、ルームスプレーやアロマオイルをガンガン使って
ガムを噛み、絶体口を開けないようにして、来客を待ったものです。
母乳保育だったので、ピロリ菌の検査はすぐには出来ず
検査が待ち遠しくて仕方がありませんでした。
一刻も早く、原因の芽を摘みたかったのです。
母乳も終わり、ようやく検査の日がやって来ました。
私がした検査は「尿素呼気試験法」というもので
まず、しばらく息を止めてから、専用のバッグに息を吹き入れます。
その後、味のしない液体を飲まされ、横になるよう指示されます。
横になっている時間は確か、20分位だったと思います。
再度、息を止めてバッグに息を入れます。
これで検査は終了。痛くもかゆくもありません。
そして結果。ピロリ菌がいる事が判明!
この時は、嬉しかったです。
嬉しいなんて、少しおかしいかもしれませんが
「これを除菌すれば口臭が消えるかもしれない!!」
そう思いましたので、希望が湧いてきたんです
除菌は、2種類の薬を1週間飲み続ける事。これも簡単でした。
「副作用で下痢するかもしれないから、気を付けてね」
と言われましたが、便秘の私には、全く下痢の症状はありませんでした。
1週間後、除菌できたかどうかの呼気テストをもう一度行いました。
除菌は成功でした!!やった!!
胃潰瘍、十二指腸潰瘍の治療。ピロリ菌の除去。
これにより、あの独特の「胃からくる口臭」は消えました。
その後は胃を荒らさないように、生活習慣や食事にも気をつかっています。
世間では「胃が悪いのと口臭は関係性が無い」という意見もあるようですが
それは「胃が悪くても口臭が出ない人がいる」これが正しい意見だと思います。
現に私は、「胃から来る口臭」の体験者であり、
それを治した経験者でもあるのです。
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タグ:ピロリ菌 除菌体験 口臭