これは生理的口臭から来る場合と、胃が悪い場合の、二通りあります。
まず、生理的口臭についてお話ししますね。
お腹が空いている時、胃は膵液を分解しています。
この時にガスが発生します。これが口臭の原因です。
だから食べた直後ではなく、食後2〜3時間後に臭うのです。
また食事中以外はあまり口を動かさないので、唾液の分泌も低下します。
唾液が減少すれば、細菌が活発に活動をはじめます。
細菌が増えれば、口臭に繋がります。
つまり空腹の時間に何かを口に入れる事により、
口臭は抑えられるのです。
間食や水分の補給で、この生理的口臭は抑える事ができます。
次に、胃が悪い方の空腹時の口臭についてですが
ストレスなどで胃が荒れて、胃酸過多で口臭が出る場合は
胃酸の酸っぱい臭いが口まで上がって来ます。
空腹時の胃痛と共に吐き気、胸やけ、むかつき、ゲップ、膨満感、
もたれなどの症状がある場合は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の可能性があります。
こういった症状が思い当たる方は、急いで受診する必要があります。
胃癌の初期症状と、潰瘍の症状は似ています。
ですからご自分で判断したり、
市販の胃薬でごまかしたりはしないで下さい!
胃の検査はバリウムや胃カメラで、前日の夜は飲食禁止であったり
当日も時間がかかったりと、忙しい方には大変ではありますが
胃癌は早期に発見すれば、治る確率は90%を超えるそうです。
胃による口臭を治すのも大切ですが、
「口臭の原因が胃癌であった」という、最悪のパターンは避けたいですよね。
積極的に、定期的な検査をする事もオススメします。
予防法としては、バランスのいい食事と食べ過ぎには注意し
緑黄色野菜を多めに摂り、脂質は控えめにします。
適度な運動を毎日の生活に取り入れ、禁煙、節酒に努めて下さい。
上記の内容は、どのような病気にも当てはまる事ですが、
これが口臭防止にも、非常に役立つのです。
思い出して下さい。
「病的なひどい口臭は、身体の不調のサイン」です。
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タグ:空腹時 口臭