貧血が原因で口臭や体臭が出る場合の原因を、いくつかあげてみますね。
まず貧血になると、酸素が足りなくなり、血行が悪くなります。
この状態の時、身体の中には「乳酸」という、疲労物質が発生します。
この乳酸は、それだけでもすっぱい臭いがするのですが
乳酸はアンモニアを増加させてしまうので、セットで臭くなってしまいます。
また、酸素が身体のすみずみまで行き渡らない時の汗は、ベタベタしています。
ベタベタした「悪い汗」は、アンモニアなどのニオイ成分を含んでいますし
皮膚をアルカリ化してしまいます。アルカリ化すると、雑菌が繁殖しやすくなるんです。
この「悪い汗」は、血液から身体に必要なミネラルを奪ってしまいます。
鉄分も不足する事になりますから、
「悪い汗」をたくさんかくと、貧血が悪化してしまうんです。
※「ミネラル」とは無機質の事で、カルシウム・リン・鉄などの種類があります。
鉄分の供給源は、緑黄色野菜がお勧めです。
レバーや卵黄からも摂れますが、私は様々な理由から、動物性食品はお勧めしません。
病院で鉄不足の診断をされれば、鉄剤が処方されますし、漢方でも効果があります。
ただ、鉄剤はけっこう胃に来るんですよね。
私はこれを飲むと気持ち悪くなるので、ダメでした。
胃が弱い方は、医師と相談して下さい。
もうひとつ、貧血が口臭になる原因として「口の渇き」があげられます。
口の渇きが口臭の原因となる事については「生理的口臭とは?」でお話しした通りです。
また、貧血は疲れやすくもなりますので、疲労物質が呼気として臭います。
ちなみに、ここでいう貧血は「脳貧血」とは違います。
この違いについては、「貧血と脳貧血の違い」を読んでみて下さいね。
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タグ:貧血 口臭